日本学叢書<br> 現代沖縄の歴史経験―希望、あるいは未決性について

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日本学叢書
現代沖縄の歴史経験―希望、あるいは未決性について

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  • サイズ A5判/ページ数 417p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784787233172
  • NDC分類 312.199
  • Cコード C0339

内容説明

宿命的に沖縄経験を背負わせ、当事者として据え置いたうえで、饒舌に、また正しさを競い合いながら解説される「沖縄問題」がある。問われているのは、たんに当事者こそが経験を語るべきだということでは、ない。問題は、こうした饒舌な解説が何を回避し、いかなる事態を怖れているのかということにある。そして回避行動から離脱し始めるとき、経験にかかわる言葉は別の連累を担うはずだ。そこに本書の言葉たちは据えられる。その場所は、始まりであって、正しさではない。

目次

歴史経験、あるいは希望について
第1部 主権という問題(沖縄という言語道断、あるいはその語りの不可能性―国学としてのアメリカ研究と冷戦アジア研究の共犯的忘却;韓国における沖縄学の現在―〓(ゆぅぐぅ)と〓(りゅぅきゅぅ)の間 ほか)
第2部 連累する経験(「ジェンダーの視点」から生まれる関係性―沖縄の女性関連施設における労働過程に関する一考察;島の経験を受け継いで―慶良間諸島における「集団自決」と共同体 ほか)
第3部 希望について(暴力と歓喜―フランツ・ファノンの叙述と目取真俊『虹の鳥』から;怒りの海からの奮起―アメリカ軍占領下の沖縄におけるコザ蜂起 ほか)

著者等紹介

冨山一郎[トミヤマイチロウ]
1957年生まれ。大阪大学大学院文学研究科教授。専攻は歴史学

森宣雄[モリヨシオ]
1968年生まれ。聖トマス大学人間文化共生学部准教授。専攻は東アジア近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。