内容説明
認知症高齢者やこども、知的障碍者の生活を観察しインタビューを重ねるうちに浮かび上がる彼/彼女たちの「固有の居場所」。彼らはなぜその場所にいるのか、居場所の選択とその要因を析出して、生活の場に「居場所」をもつことの意味を描き出す。「居場所」に関する膨大な質的データを精緻に読み解き、人と環境の関係性を思考する環境行動研究の成果。
目次
第1章 そこにいるということ
第2章 「居場所」を探るために
第3章 認知症高齢者の居場所
第4章 こどもの居場所
第5章 知的障碍者の居場所
第6章 「固有の居場所」からわかること