クリティーク叢書
ポルノと検閲

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  • サイズ B6判/ページ数 264p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784787232069
  • NDC分類 367.9
  • Cコード C0336

出版社内容情報

ポルノは「猥褻」「女性を物化する男性の性欲の象徴」「性暴力の温床」だとして性表現の規制と検閲を声高に求めることが、逆に女性自身の自由を奪い、従属的な女性という旧来の役割を要請してしまう問題性を、フェミニスト自身が鋭く批判する。

序論  ケイト・エリス/バーバラ・オデアー/アビー・トールマー

デザイナーから  ハンナ・アルダーファー/ベス・ジェイカー/メアリベス・ネルソン

第1章 抑圧か転換か――反ポルノグラフィ・ムーヴメントのポリティクス  アンニ・スニトウ

第2章 私たちのあいだで、私たちに敵対して  パット・カリフィア
第3章 年表ポルノ論争史――フェミニズムにおけるセクシュアリティ、メディア、暴力問題  ナン・D・ハンター

第4章 ポルノグラフィと快楽  ポーラ・ウェブスター

第5章 ポルノグラフィとフェミニストの想像力――ローリング・ストーンズにやられちゃった、でもどう感じてるか、よくわかんない  ケイト・エリス

第6章 セックスに関するいくつかの前提  バーバラ・オデアー/アビー・トールマー

第7章 フェミニズム、モラリズム、ポルノグラフィ  エレン・ウィリス

第8章 フェミニズムの名のもとでの検閲  リサ・ダガン

第9章 偽りの約束――フェミニスト反ポルノ立法  リサ・ダガン/ナン・D・ハンター/キャロル・S・ヴァンス

訳者あとがき――藤井雅実

解題――

内容説明

ポルノとは何か?「猥褻」「女性を物化する男性の性欲の象徴」「性暴力の温床」として性表現の規制と検閲が声高に唱えられることが、かえって女性の自由を奪い、従属的な女性という旧来の役割を要請してしまう問題性を、フェミニストたちみずからが鋭く照射する。

目次

第1章 抑圧か転換か―反ポルノグラフィ・ムーヴメントのポリティクス
第2章 私たちのあいだで、私たちに敵対して
第3章 年表ポルノ論争史―フェミニズムにおけるセクシュアリティ、メディア、暴力問題
第4章 ポルノグラフィと快楽
第5章 ポルノグラフィとフェミニストの想像力―ローリング・ストーンズにやられちゃった、でもどう感じてるか、よくわかんない
第6章 セックスに関するいくつかの前提
第7章 フェミニズム、モラリズム、ポルノグラフィ
第8章 フェミニズムの名のもとでの検閲
第9章 偽りの約束―フェミニスト反ポルノ立法

著者等紹介

スニトウ,アン[スニトウ,アン][Snitow,Ann]
1969年以来のフェミニズム活動家。ニュースクール・フォー・ソーシャル・リサーチ、ユージン・ラング・カレッジで文学を教えている。ニューヨーク人文科学研究所研究員、「セックス、ジェンダー、消費社会」セミナー主宰

カリフィア,パット[カリフィア,パット][Califia,Pat]
性的ポリティクスに関し広範に執筆しているレズビアン・フェミニスト。レズビアンのための性教育誌「Sapphistry」「The Advocate」誌の連載コラム“The Adviser”など、多くのゲイ、レズビアン出版物に執筆

藤井麻利[フジイマリ]
慶応義塾大学大学院美学・美術史学博士課程単位取得。専攻は美学

藤井雅実[フジイマサミ]
専攻は美学・芸術哲学
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感想・レビュー

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けいぎ

3
検閲法 反対のパンフレット。マッキノン他、反ポルノ団体に対する論調は、やや一方的な印象を与える.が、それが逆に、事件の緊迫性を想像させる。ポルノとマイノリティについて重要な論点が提示してあり、有意義であると思う2017/08/15

dubstepwasted

0
ドウォーキンたちの反ポルノ法に対する批判集など。2013/07/22

31monks

0
訳が生硬だが、内容は面白い。2013/02/09

moriteppei

0
C

hina

0
とてもおもしろい。

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