内容説明
ヴィクターの次の暗殺はベラルーシの首都ミンスクで決行されることになった。だが、そこに謎の勢力が介入し、事態は複雑な様相を呈してくる。そんな折り、CIAは最後のターゲットをヴィクターに告げ、仕留めれば自由の身になると確約する。が、そのターゲットは意外な人物だった!謎を秘めたサスペンスフルな展開、臨場感溢れる銃撃・戦闘シーン―大好評を博した『パーフェクト・ハンター』に続く冒険アクション巨篇。
著者等紹介
ウッド,トム[ウッド,トム] [Wood,Tom]
英国スタッフォードシャーのバートン・アポン・トレントで生まれる。書店員、清掃員、工場労働者、スーパーマーケットのレジ係など、さまざまな職業に就いていたが、2010年に処女作である、プロの暗殺者ヴィクターを主人公にした『パーフェクト・ハンター』を発表、「ニューヨーカー」「パブリッシャーズ・ウィークリー」などで絶賛された。現在はロンドンで暮らしている
熊谷千寿[クマガイチトシ]
1968年生、東京外国語大学外国語学部英米語学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ずっきん
76
ああ、読み終えちゃったよ。舞台は15ヵ国にもまたがり、情報部も兵器ディーラーも入り乱れるが、筋書きは非常にわかりやすく、なおかつハラハラヒリヒリとする王道アクションスリラー。ラドラムやグレイマンが好きなら必ずのめり込むはず。ジェントリーに比べて冷静冷徹な暗殺者だが、だからこそ合間に挟まれる会話や思弁が引き立つ。そのほんの一瞬に、ヴィクターという人物に対して妄想が膨らんでいく。そして著者は最大限にドラマティックに起爆スイッチを押す。むろん大爆発だ。今の願いはひとつだけ。もう、絶対買うから続き出して欲しい。2020/01/13
猿吉君
68
クールで凄腕なんだけどいろんな事が重なり合い過ぎて訳が分からない展開、だけど超面白いです!①依頼するならヴィクター、友達になるならジェントリー(笑)②って全然話終わってないし盛り上がっているし続編どうなったんや!③この手の話はとにかく内部の裏切りが常、嫌な奴はたいてい期待を裏切らないです。④異性は好きだけどハマったりはしません。⑤ヴィクターの謎はどうでもいいので話の続きが知りたい。点数85/100→翻訳物は売れないと続巻出ないって判っているけど読んだ後に早川書房さんに文句言いたくなります、続巻出してよ!2020/11/24
RIN
35
淡々と仕事をこなす技術紹介みたいな上巻から一気に下巻は物語が動き出す。いいように使われるばっかりのヴィクターは生きる屍。こうでなくっちゃ!最後のシーンをベンアフレックで脳内変換すると、惚れてまうがな(笑)。ハヤカワさん、第3部を早く!!お願いします!2017/05/02
ネコベス
32
CIAからの仕事を引き受け成功させた殺し屋ヴィクター。しかし国際的武器商人相手にCIAが画策した複雑な思惑に巻き込まれたヴィクターは窮地に陥る。ストイックなプロの暗殺者ヴィクターの活躍を描いたシリーズ二作目。臨場感溢れる戦闘シーンが華々しい。キャラも良くて面白いのに次作が翻訳されないのが解せぬ。2021/08/30
み
32
さくさくと♪訳者あとがきを読んで、続編があること判明、安心しました(^o^)戦い続けてるんですね。が、翻訳されてない(>_<)読みたい〜、今から英語を真剣にしてもムリだ。翻訳して欲しいです。2020/03/13