親族の基本構造

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親族の基本構造

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  • サイズ A5判/ページ数 844,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784787231802
  • NDC分類 384.4
  • Cコード C3039

出版社内容情報

のちに構造主義と呼ばれる手法を用いて、インセスト禁忌、交叉イトコ婚などの問題解明に挑んだ古典的名著。レヴィ=ストロースの原点にして、20世紀の哲学・思想に一大衝撃を与えた野心的労作を、意欲的で大胆な新訳で待望の復刊。

初版序文
第二版序文

序論
第1章 自然と文化
 自然状態と社会状態/自然状態から社会状態への移行問題/「野生児」/動物生活の高等な形態/普遍性という基準/普遍的規則としてのインセスト禁忌
第2章 インセスト問題
 合理主義的理論――メイン、モーガン。遺伝学の帰結/心理学的理論――ウェスタマーク、ハヴロック・エリス/社会学的理論Ⅰ――マクレナン、スペンサー/社会学的理論Ⅱ――デュルケム/インセスト問題のはらむ二律背反

第1部 限定交換
第1篇 交換の基礎
第3章 規則の世界
 血縁と配偶/「規則としての規則」と見たインセスト禁忌/稀少品統制――食糧分配規則/婚姻規則への移行――婚姻と独身生活
第4章 内婚と外婚
 互酬性の特別な形式としての複婚/真の内婚と機能的内婚/社会集団の境界/アピナイェ民族の事例/外婚とインセスト禁忌
第5章 互酬原理
 「贈与論」/未開社会と現代社会における交換/婚姻法則への拡張/古代性の概念とその含意/財の交換から女の交換へ
第6章 双分組織
 双分組織の一般的性格/分布/自然――クランとクラス/制度および原理としての双分組織/三つの実例をめぐる議論、ローウィの主張/議論――親族体系は一つの全体構造として捉えられなくてならない/交換の基本構造としての交叉イトコ婚
第10章 婚姻交換
 フレイザーの捉え方とその限界とについての論述――交叉イトコと平行イトコ、交換と市場、双分組織の役割/我々の捉え方との相違

第2篇 オーストラリア
第11章 規範的体系
 オーストラリアの諸事実のもつ重要性――姉妹交換の問題/オーストラリア諸体系の分類。この分類の難点/父系二分法と母系二分法/ラドクリフ=ブラウン、ロレンス、クローバーの命題/実例としてのムリンバタ、あるいは体系の発生/カリエラ型体系の記述/アランダ型体系の記述/これら二つの体系は一般的分類に不十分な基盤しか提供しない
第12章 ムルンギン型体系
 記述/ムルンギン型体系の異例性/アランダ型体系へのいかなる通分も不可能/クラスと親等/ムルンギン型体系の本性についての仮説/理論的帰結/限定交換の定義/全面交換の定義/ムルンギン型親族分類法への応用。ロイド・ウォーナーの心理学的解釈をめぐる議論/ムルンギン型体系の構造。ウィクムンカン型体系から引き出される裏づけ
第13章 調和体制と非調和体制
 いわゆれら難問についての解釈――投機と封建制
第17章 全面交換の外的限界
 ほかの全面交換体系――クキ型、アイモル型、チル型、チョウテ型、タラウ型/還元モデル法を使った変質した形式の研究――ミキル型、ガロ型、ラケール型/アッサムにおける限定交換と全面交換の混淆――コニャック型体系、レングマ・ナガ型体系、ロタ・ナガ型体系、セマ・ナガ型体系、アオ・ナガ型体系、アンガミ・ナガ型体系/アッサムにおける双分組織と三分組織の関係
第18章 全面交換の内的限界
 ギリヤーク型体系――親族分類法、社会的組織化、婚姻規則/シュテルンベルグによる解釈。議論/カチン型体系との比較。購買の役割/ゴリド型体系/単純な全面交換体系における母方オジの役割/母方志向と父方への反作用/全面交換体系に内在する矛盾/ビルマ=シベリア軸はあるか

第2篇 漢型体系
第19章 グラネの理論
 グラネによる解釈の一般的性格。漢型体系への応用/古代中国における交叉イトコ婚/双方婚から単方婚への移行/八クラス古代体系の構築/この構築の不可能性
第20章 昭穆配列
 漢型親族分類法の分析/親等と服喪等級/フェンによる解釈/この解釈が提起する問題/昭穆換――ゴンド型体系/全面交換体系におけるカースト概念の位置/昇嫁婚/いわゆる「贈与」婚/sapinda外婚。昭穆配列との比較/インドにおける母方婚/ヘルトによる解釈
第25章 クランとカースト
 ヘルトの理論。解説と議論/ヒンドゥーの双方主義/婚姻クラス体系が存在するための理論的条件/カーストとgotra。古いクランと見なされたgotra/gotra外婚の真の本性。gotraの二つの型/インドの古代社会構造をめぐる諸仮説
第26章 非対称構造
 限定交換と全面交換の関係をめぐる理論的考察。交叉イトコ婚の諸類型のあいだにある関係を規定するさいのインドの特権的性格/双方婚。その頻度の低さ/ムンダー型体系/母方オジの問題。母方婚体系における母方オジの役割/母方オジの特権
第27章 互酬周期
 交叉イトコ婚の理論的問題。提出されたいくつかの解決策。議論/母方婚と父方婚。短周期と長周期/全面交換の最終的解釈

結論
第28章 複合構造への移行
 基本構造のエリア/ビルマ=シベリア軸。全面交換の境界。限定交換の伝播と境界/限定交換と全面交換の決定的関係/オセアニア=アメリカ・エリアをめぐる手短な考察。なぜこのエリアは複合構造研究の領分

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hitotoseno

9
凄まじい。別に交叉イトコ婚の精密な分析やそれを叩き台にした数学的構造の抽出が凄いって言ってるんじゃない(そもそも私には何が書いてあるかわからないから判定するすべもない)。本書の凄味は人類学の叡智を結集し、時には論敵との論争を遠慮なく盛り込み、更には他人にappendixを書かせるほど豊かな構えを持ちながら見事な統一を示しているところにある。何より合間合間に挟まれる「未開民族」の挿話が面白い。結婚できない男は女から施しを受けなければならないだの、離婚して再婚できない女は共同体に裁判を起こすだの……2016/05/17

roughfractus02

3
習慣の外にいると人は習慣を対象として語りうると考えるが、習慣から独立した者はいない。習慣の中で習慣を問う時、問いの再帰性が習慣への疑念を語りうるものにする。前者であるべき人類学者が異文化の規則を群構造で取り出すのは、自ら属する習慣の規則に再帰的問い(疑念)があるからだ。アンドレ・ヴェイユの協力を得た著者が親族関係を群構造(カリエラ族とクラインの四元群、タラウ族と4位の巡回群)を適用し、「交叉イトコ婚」なる規則を見出す本書では、自らの習慣に根付く歴史的逐次性への疑念が作り出す無意識なる演算機械が見えてくる。2018/08/02

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