盗みの文化誌

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盗みの文化誌

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  • サイズ B6判/ページ数 231p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784787230997
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C0036

出版社内容情報

人のあるところ盗みあり──ルパン対五右衛門、中国の死骸を使う恐喝、スリの生態と道徳、日本の作物盗み、ヨーロッパの骨泥棒などをエピソードもたっぷりに考察し、盗みも確たる文化現象であることを明示する。

1 盗みの美学  野内良三
 (1)盗みの人間的側面
 (2)盗みと文化
 (3)盗賊・怪盗・義賊
 (4)悪のヒーローの条件
 (5)盗人にも……
 (6)アンドロギヌスのあやかし
 (7)「小僧」づくし
 (8)鼠小僧神話
 (9)鼠小僧の真実
 (10)フランスの怪盗
 (11)ヴィドックの影
 (12)ヒョウタンからルパン
 (13)ルパンのプロフィル
 (14)ルパン対ホームズ
 (15)フェミニスト・ルパン
 (16)ルパンの美学
 (17)ルパンの変貌

2 死骸の恐喝 中国近世の図頼  三木 聰
 (1)落語「らくだ」の世界
 (2)図頼とは何か
 (3)習俗としての図頼
 (4)『点石斎画報』「ちょうでん」の世界
 (5)図頼の心性――悲嘆と覚醒
 (6)威逼には図頼を
 (7)死を選択する人々と死骸を擡ぐ人々

3 泥棒の道徳  村井和彦
 (1)盗みは悪いこと?
 (2)モーセの十戒
 (3)拝借すればいいのだ
 (4)英語の「盗む」
 (5)人間の行為はすべて……
 (6)スリ団の暗躍
 (7)大阪のスリ
 (8)ロンドンのスリ (8)モンテ・カッシーノ
 (9)骨、売るべからず
 (10)犯行の記録
 (11)記録の書き方
 (12)盗みの効用

あとがき

内容説明

人のあるところ盗みあり。ルパン対五右衛門、中国の死骸による恐喝、スリの生態と道徳観、日本の作物盗み、ヨーロッパの骨泥棒などを考察し、文化現象としての盗みを省察する。

目次

第1章 盗みの美学
第2章 死骸の恐喝中国近世の図頼
第3章 泥棒の道徳
第4章 作物盗みのフォークロア
第5章 骨泥棒

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