内容説明
本書は大江匡氏を研究指導者として早稲田大学尾島俊雄研究室が行った建築現場のデジタル化の実証実験をもとに、その実現のための具体的なノウハウから、設計者に、また、発注者にデジタル現場が何をもたらすかまでを詳説する。インターネットを利用した建築現場における承認業務のデジタル化やデジタル現場監理、デジタル工事報告、さらには竣工、デジタルデータのファシリティマネジメントへの応用など、設計者や発注者にとっても価値ある内容となっている。
目次
第1章 デジタル現場への転換
第2章 デジタル現場システム構築法
第3章 建築設計者からのデジタル現場
第4章 現場管理者からのデジタル現場
第5章 実証!デジタル現場
第6章 発注者からのデジタル現場
第7章 維持管理への応用
第8章 解放の速度/建設業への提言
著者等紹介
大江匡[オオエタダス]
建築家。1954年大阪府生まれ。1977年東京大学工学部建築学科卒業。1977年菊竹清訓建築設計事務所入所。1984年同社退社。1985年株式会社プランテック総合計画事務所設立。1987年東京大学大学院工学建築研究科修了。1997‐2000年早稲田大学客員講師、建築CALS開発を担当。1999年クエリ・ソリューションズ設立。現在、プランテック総合計画事務所代表、クエリ・ソリューションズ会長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。