別冊NBL
不法行為法の立法的課題

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  • サイズ B5判/ページ数 284p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784785771270
  • NDC分類 324.55
  • Cコード C3332

出版社内容情報

「現代不法行為法研究会」では、民法が扱う分野のうち不法行為法の改正に向けた理論面での基盤整備の作業に着手するべく、3年近くにわたって共同研究を続けてきた。本書掲載の各論稿は、この共同研究の成果を、個々の執筆者の問題意識と責任においてまとめた秀作。

目次

企画の趣旨―不法行為法の改正に向けた立法のベースラインの提示に向けて
責任主体への帰責の正当化―帰責原理と立法のベースライン
不法行為法の目的と過失責任の原則
過失責任と無過失責任―無過失責任論に関する現状分析と理論的整序の試み
被害者の意思的な関与による不法行為規範の変容―契約における不法行為責任に関する規律、被害者の同意、危険の引受け
責任能力と監督義務者の責任―現行法制度の抱える問題と制度設計のあり方
不法行為法における「権利又は法律上保護される利益」の侵害要件の現況と立法的課題
不法行為法における経済的利益の保護とその立法的課題
不法行為法による情報保護のあり方
取引における自己決定権の法的保護―金融商品取引を中心に
損害帰属の法的構造と立法的課題―因果関係・賠償範囲の問題を中心に
賠償額算定規定の立法論に向けた論点整理―近時の改正草案・モデル準則を手がかりとして
損害賠償額の割合的調整―原因競合事例を中心に
共同不法行為・競合的不法行為に関する検討(補遺)
民法719条の存在意義と原因競合論―民法719条の立法的課題検討のための準備作業として
不法行為時効の立法的課題
不法行為法は「不運な死」にどのように向き合うのか―不法行為法の将来構想をめぐる議論を素材として

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