出版社内容情報
公開買付規制のあり方を考えるうえで、基本的な論点である①公開買付規制における対象会社株主の保護のあり方、②公開買付規制のうちの強制的公開買付制度(3分の1ルール)の強行法規性ーーについて検討。山積する公開買付制度の問題に挑戦した珠玉の論文集。
内容説明
公開買付規制における対象会社株主の保護と3分の1ルールの強行法規性の検討を通じて公開買付規制のあり方を分析する。
目次
第1部 公開買付規制で解決すべき問題(公開買付規制における対象会社株主の保護(序論;イギリス;ドイツ;EU企業買収指令;総括と展望;むすび)
公開買付規制の改革―欧州型の義務的公開買付制度の退出権の考え方を導入すべきか?(問題の所在;強圧性の問題点と解決策;むすび))
第2部 強制的公開買付制度の強行法規性(問題の所在;強制的公開買付制度は強行法規であるべきか;デフォルト・ルールの設計と離脱の手続;むすび)
著者等紹介
飯田秀総[イイダヒデフサ]
2002年東京大学法学部卒業。2003年司法修習(第56期)修了、弁護士(2004年3月まで)。2006年東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了。東京大学大学院法学政治学研究科助手。2007年東京大学大学院法学政治学研究科助教。2008年ハーバード・ロースクール修了(LL.M.)。ハーバード・ロースクール東アジア法律研究プログラム客員研究員。2009年東京大学大学院法学政治学研究科助教。2010年神戸大学大学院法学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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