内容説明
旧法下での議論と新法成立過程での議論をふまえ、何が問題となりうるのかを検証する。
目次
第1章 自己信託―新法におけるその抑制策について
第2章 預り金の信託的管理―当事者が信託と認識していないのにその契約を信託と認定するメルクマールは何か
第3章 信託法理における債権者取消権制度の展開―詐害信託取消権と受益者取消権を中心に
第4章 忠実義務論に残された課題に関する一考察―法制審議会信託法部会における議論の整理と分析を通じて
第5章 相殺について残された問題
第6章 信託事務処理の委託先が指名されている場合における受託者の責任―民法105条2項の形成過程をも参考にして
第7章 後継ぎ遺贈―その有効性と信託による代替可能性について
著者等紹介
米倉明[ヨネクラアキラ]
1934年生。現在、愛知学院大学法科大学院教授、東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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