内容説明
平成12年独占禁止法改正により、独占禁止法違反行為に対する私人による差止請求権の創設、損害賠償請求権の整備等がなされた。最新の議論、判例を紹介するとともにこれまで取り上げられていない論点に言及し、関係法令等も収録した実務解説書。
目次
第1章 差止請求権(差止請求権の創設;差止請求権の対象違反行為;実体規定;手続規定;今後の見通しと課題)
第2章 損害賠償請求権(民法七〇九条に基づく損害賠償責任;七〇九条訴訟と二五条訴訟;二五条に基づく損害賠償責任;損害・損害額;逸失利益方式;超過請求(超過支払)―カルテルによる損害額の算定)
著者等紹介
村上政博[ムラカミマサヒロ]
1949年北海道生まれ。1972年東京大学法学部卒業。1975年司法修習生(27期)の修習修了。弁護士(1975~1983年)、公正取引委員会(1983~1990年)等を経て、1990年横浜国立大学助教授、1991年同大学教授。現在、横浜国立大学教授(大学院国際社会科学研究科)。ニューヨーク州弁護士。専攻は経済法
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