内容説明
社会人大学院における筆者の講義に依拠した、類書にない特色を備えた概説書。急速に形成されつつある『消費者法』の全貌を、市場メカニズムの機能との関係において、体系的に分かりやすく説く。国内法と外国法との比較・法学と経済学との学際的見方も交えて、私法秩序と競争秩序との相互関係を見極める。
目次
第1部 現代消費者法の形成の必然性
第2部 消費財の生産過程・広告宣伝過程における行政規制
第3部 現代における消費者取引私法の形成
第4部 消費者信用付取引・消費者金融の規制
第5部 継続的役務供給取引等、無店舗販売・特殊販売の規制
第6部 製造物責任と消費者損害の回復