目次
1章 エネルギー編
2章 地球生命編
3章 地球生態編
4章 海という条件編
5章 顕微鏡で見る世界編
6章 生殖の原点編
7章 悪者にされた藻類編
8章 藻類は地球人類を救えるか
著者等紹介
石川依久子[イシカワイクコ]
1956年東京教育大学理学部生物学科(植物学専攻)卒業。1962年米国メリーランド大学大学院修士課程植物学専攻卒業。1966年東京大学大学院博士課程生物化学専攻修了。東京大学応用微生物研究所研究生、東京医科大学微生物学教室助手、大阪大学教養部生物学教室助手、同講師、同助教授を経て、1989年東京学芸大学教授。1997年定年退官。退官後は、藻類の普及と教育に努め、国際規模での藻類の研究・開発を行う藻類センターの設立を志している
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感想・レビュー
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Phycology
3
藻類『学』に至らない、すべての人に向け書かれた本。なじみの深い大型藻類だけでなく、微細藻類の大切さ、不思議な生態、さまざまな視点とアプローチが逐一新鮮で、読者に考える機会を与えてくれます。2002年以降藻類の研究も随分進んだと思われるので、再版してもっと市場に出回るべき本だと思います。大絶賛です。2010/07/21
蠍
1
2002年と古い本だが良書! 藻類について様々な切り口でわかりやすく、解説されていて入門書として最適だと思う。挿絵も著者のあとがきにもあったが、温かみがあって印象深く良かった。特に生物の図表などに乗っていたがなかなか理解することのできなかった生殖についての説明が文章メインだったのだがとてもわかりやすく個人的にはとても良かった。 ページ数も多くなく、読むのにも時間はかからないと思うのでいろいろな人におすすめしたい本(古いので図書館などにしかない可能性はある)2021/11/28
高貝駿多浪
1
地球が生命豊かな星になるためになくてはならなかった藻類。今も太古の昔から変わらぬ生活をしている藻類。人間の未来をどう左右するのか。2016/02/25