出版社内容情報
延べ200校以上でご採用の教科書の改訂版。全体をカラー(4色刷)化、説明をより丁寧にし、新たな技術革新などの記述を追加した。 生物学が扱う幅広い領域の中でも、医療系に必須の「生物の原則」基礎生物学と「ヒトに関する基本」基礎医学を大きな柱として解説し、延べ200校以上の学校でご採用いただいた教科書の改訂版。図表を豊富に用意し、コラム、解説、疾患ノート等の囲み記事で生物学や医療・疾患にかかわる事項を説明する。
2016年の改訂版では、全体をカラー(4色刷)にして見やすくし、また説明をより丁寧にしてわかりやすくするとともに、新たな技術革新などの記述を増やし、索引に取り上げる重要語句なども大幅に増やしながら、頁数と価格は旧版と同じにした。
1.生物学の基礎
1-1 生物の特徴:生物と無生物の違い
1-2 生物を分類する
1-3 生物の誕生
2.細胞
2-1 細胞は生物の基本単位
2-2 細胞の構造
2-3 植物細胞
2-4 細胞骨格と細胞の運動
発展学習 タンパク質の成熟,細胞内移動,分解
3.生物を構成する物質
3-1 物質の構成単位
3-2 水:生命を維持する基本の物質
3-3 生体を構成する物質
4.栄養と代謝
4-1 栄養の摂取
4-2 代謝
4-3 酵素
4-4 エネルギー代謝
4-5 他の代表的な代謝経路
4-6 光合成
5.遺伝とDNA
5-1 遺伝現象
5-2 遺伝物質の探究
5-3 ゲノムと染色体
5-4 DNAの複製
5-5 突然変異
5-6 修復と組換え
6.遺伝情報の発現
6-1 転写とRNA
6-2 転写調節
6-3 RNAの成熟
6-4 タンパク質合成:翻訳
7.細胞の増殖と死
7-1 細胞周期とその制御
7-2 体細胞分裂:有糸分裂
7-3 配偶子をつくるための細胞分裂:減数分裂
7-4 細胞の死
8.生殖,発生,分化
8-1 生物の増殖様式
8-2 動物の発生
8-3 分化・再生
発展学習 種子植物の生殖
9.動物の組織
9-1 組織の形成と細胞
9-2 筋細胞と筋収縮
9-3 血液
発展学習 植物の組織と器官
10.動物の器官
10-1 器官と器官系
10-2 消化系
10-3 循環系
10-4 呼吸器とガス交換
10-5 排出系
10-6 感覚系
11.ホルモンと生体調節
11-1 生体の調節とホルモン
11-2 各内分泌器官から分泌されるホルモンとその作用
発展学習 典型的ホルモン以外の生理活性物質
11-3 ホルモン分泌の調節
11-4 ホルモンによる恒常性の維持
11-5 細胞調節因子の作用機序
12.神経系
12-1 神経系の構成
12-2 末梢神経系と神経伝達の経路
12-3 ニューロンにおける神経興奮の伝導
12-4 神経間伝達と神経伝達物質
13.免疫
13-1 免疫とは
13-2 自然免疫
13-3 獲得免疫
13-4 医学領域における免疫
14.微生物と感染症
14-1 微生物の種類と増殖
14-2 細菌
14-3 真核微生物
14-4 ウイルス
発展学習 寄生虫
15.生命システムの破綻:癌と老化
15-1 癌
15-2 老化
16.バイオテクノロジーと医療
16-1 遺伝子組換えとその応用
16-2 細胞工学と発生工学:細胞と胚の操作
16-3 医療におけるバイオテクノロジー
16-4 バイオテクノロジーのヒトへの応用と生命倫理
田村 隆明[タムラ タカアキ]
千葉大学大学院教授、医学博士。1952年 秋田県に生まれる。北里大学衛生学部卒業、香川大学大学院農学研究科修士課程修了。慶應義塾大学助手、岡崎国立共同研究機構基礎生物学研究所助手、埼玉医科大学助教授等を経て現職。
目次
生物学の基礎
細胞
生物を構成する物質
栄養と代謝
遺伝とDNA
遺伝情報の発現
細胞の増殖と死
生殖、発生、分化
動物の組織
動物の器官
ホルモンと生体調節
神経系
免疫
微生物と感染症
生命システムの破綻:癌と老化
バイオテクノロジーと医療
著者等紹介
田村隆明[タムラタカアキ]
1952年秋田県に生まれる。1974年北里大学衛生学部卒業。1976年香川大学大学院農学研究科修士課程修了。1977年慶應義塾大学医学部助手。1986年岡崎国立共同研究機構基礎生物学研究所助手。1991年埼玉医科大学助教授。1993年千葉大学理学部教授。現在、同大学大学院理学研究科教授、医学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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