目次
1 霊長類学の発想
2 人類誕生の舞台
3 霊長類の生活史戦略
4 霊長類の性と進化
5 オスの子殺しと暴力
6 社会的知性とコミュニケーション
7 人類進化の謎に挑む
著者等紹介
山極寿一[ヤマギワジュイチ]
1975年京都大学理学部卒業。1980年京都大学大学院理学研究科博士課程退学、理学博士、日本学術振興会特別研究員、ナイロビ研究センター駐在員。1982年カリソケ研究センター研究員。1983年、日本モンキーセンターリサーチフェロウ。1988年京都大学霊長類研究所助手。1998年京都大学大学院理学研究科助教授。2004年京都大学大学院理学研究科教授。霊長類、とくにゴリラやチンパンジーの生態や社会から、人間家族の由来や人間に独特なコミュニケーションの起源などを考察している。ゴリラの保全活動でもアフリカでNGO活動を通じて国際的に活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅう(callette)
2
講義を受けてるから、おさらい。今の科学はどんどんミクロに分解していくことで知見を得ている部分も大きいけど、メタ視点で統合してくのは面白くて興奮ささるよね。2014/05/08
寝子
1
我々が延長にあることがよく分かる。2017/10/22
Myrmidon
0
うーむ、面白い。霊長類学から得られた知見を中心に、人類進化に迫る。食糧事情や性行動みたいなフィジカルな側面から社会生活が進化・変化する様子が実証的に示されるのも面白いし、考古学から人類進化の順番(二足歩行→社会性→大脳の順らしい!)が分かるのも面白い。もう一つ、観察できる例の少なさから、ある程度は理屈や想像で理論を作っていく所は、物理や化学なんかの実験室で大量のデータを得られる世界と異なり、ちょっと文系的なのも興味深い。2017/11/18
a
0
題名の通り人のことよりも、ゴリラや猿が人とどのような共通点を持つか?という本。2019/09/22
-
- 和書
- 歴史としての新左翼