出版社内容情報
判型をＡ５判からＢ５判に大判化して見やすくし、とくに有機化学の内容等はアップデートに努めた。新たな側注解説や図表も追加。 高校化学の内容とのつながりを重視した平易な一般化学の入門書として定評ある教科書の四訂版。
2012年に改正された高校学習指導要領に合わせて全体を見直すとともに、判型をＡ５判からＢ５判に大判化して見やすくし、従来小活字で書かれていた部分や簡単な図表を側注に移して本筋の見通しをよくした。さらに、新たな側注解説や図表も追加し、術語の英訳にも意を注いだ。やや内容が古くなったと思われる記述も、歴史の重みを考えて簡素化しながらも一部残した一方で、とくに有機化学の内容等はアップデートに努めた。
演習問題も増量し、講義テキストのみならず自習書としても適している。
1．原子と分子
1.1 元素
1.2 原子・分子
1.3 原子量・分子量
1.4 元素の周期表
1.5 原子の電子構造
1.6 放射性元素
2．化学結合
2.1 イオン結合
2.2 共有結合
2.3 分子の構造
2.4 分子間力
2.5 金属結合
3．物質の状態
3.1 物質の状態
3.2 気体
3.3 液体・溶液
3.4 希薄溶液の性質
3.5 コロイド
3.6 固体
4．化学反応
4.1 反応速度
4.2 化学変化とエネルギー
4.3 化学平衡
4.4 酸・塩基反応
4.5 酸化還元反応
5．無機物質
5.1 元素の分類
5.2 非金属単体
5.3 非金属の水素化物と酸化物
5.4 金属単体
5.5 金属の化合物
5.6 錯イオン
5.7 金属イオンの定性分析
6．有機化学の基礎
6.1 有機化合物
6.2 有機化合物の化学式
6.3 異性体
6.4 有機反応
7．低分子有機化合物
7.1 炭化水素
7.2 脂肪族化合物
7.3 芳香族炭化水素
7.4 芳香族化合物
8．天然有機化合物と高分子化合物
8.1 油脂
8.2 炭水化物
8.3 タンパク質
8.4 核酸
8.5 アルカロイド
8.6 ホルモンとビタミン
8.7 繊維
8.8 合成樹脂
8.9 ゴム
長島 弘三［ナガシマ コウゾウ］
著・文・その他
富田 功［トミタ イサオ］
著・文・その他
内容説明
高校課程との接続のよさと解説のわかりやすさで、基礎化学教科書の定番として好評を博してきた教科書の四訂版。今回の改訂では、時流および２０１２年に施行された高校学習指導要領に合わせて全体を見直しアップデートを図るとともに、判型を大きくして、補足の解説を側注スペースに移すことで本文の流れをより良くし、新たな解説を付した。
目次
第１章 原子と分子
第２章 化学結合
第３章 物質の状態
第４章 化学反応
第５章 無機物質
第６章 有機化学の基礎
第７章 低分子有機化合物
第８章 天然有機化合物と高分子化合物
著者等紹介
長島弘三［ナガシマコウゾウ］
１９４７年東京帝国大学理学部化学科卒業。１９５１年東京農工大学助教授。１９５９年東京大学教養学部助教授。１９６３年東京大学理学部助教授。１９６６年東京教育大学理学部教授。１９７６年筑波大学化学系教授。１９８５年逝去
富田功［トミタイサオ］
１９５６年東京大学理学部化学科卒業。１９５８年東京大学理学部助手。１９６８年東京教育大学理学部助教授。１９７７年筑波大学化学系助教授。１９７８年東京水産大学水産学部教授。１９８６年お茶の水女子大学理学部教授。１９９８年お茶の水女子大学名誉教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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