内容説明
本書は、場の量子論を簡明、かつ平易に解説することを試みている。
目次
1 場の量子論と場の古典論
2 正準量子化
3 相互作用場の一般的性質
4 経路積分量子化
5 摂動論のファインマン則
6 くり込み
7 ゲージ場の経路積分量子化
8 BRS対称性と演算子形式
9 自発的対称性の破れとヒッグス機構
著者等紹介
坂井典佑[サカイノリスケ]
1944年生まれ。1967年東京大学理学部物理学科卒業。1972年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了(理学博士)。1975年東北大学理学部助手。1981年高エネルギー物理学研究所助教授。1983年東京工業大学理学部助教授。1990年同教授(現在に至る)。マックス・プランク(ミュンヘン)、ラザフォード、セルン、ニールス・ボーア、フェルミ各研究所、ハーバード大学他にて研究。専門は素粒子理論
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感想・レビュー
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らんまる
1
読み返してみたら、BRSTとかは意外とわかりやすいかも。共変ゲージ固定の補助場の名前が中野ロートラップ場っていうのは初めて知った。2011/04/12
こずえ
0
場の量子論の本にしては破格の薄さ、ゆえに最初の導入として使うか、ある程度やって全体像を見失ったときに使うといい感じ。これ1冊でしっかりやるというのはおすすめしない。1冊で、というなら九後氏の本か英語の名著のやつあたるといい
home alone
0
200ページくらいの本で場の量子全般扱ってるから、式の導出がかなりはしょられてる。ゲージ場あたりから意味が分からないとこが増えた。感じはつかめた。これは知ってる人が読む本で、確認にはいいかも2012/09/30
枕流だった人
0
2007/7/5 6版
Nautilus
0
コンパクトにまとまった良書。概要を頭に入れるのに役立つ。2009/11/14