内容説明
「解答は“ばかていねい”といってよいくらいくわしく記しておいた」(本書「はしがき」より)この言葉に、いつわりなし!ていねいな解答をとおして考え方の筋道になじんでいくプロセスは本書の醍醐味。ほかでは味わえない体験にちがいない。本選書『量子論(改訂版)』『量子力学1、2(改訂版)』との親和性をいっそう高め、より使いやすくなってここに登場!
目次
1 前期量子論(光子;ボーアの理論;物質波)
2 波動関数の一般的性質(シュレーディンガー方程式;波動関数の意味;波動関数と物理量;デルタ関数と位置の;不確定性原理)
3 簡単な系(井戸型ポテンシャル;調和振動子;中心力場内の粒子;水素原子)
4 演算子と行列(関数のベクトル表示;演算子と行列;ユニタリー変換;固有値と固有ベクトル;スピン)
5 近似法(摂動論(定常状態)
変分法
ハートレー近似
スレイター行列式とパウリの原理
遷移確率
対称性の利用)
付録
著者等紹介
小出昭一郎[コイデショウイチロウ]
1927年生まれ。旧制静岡高等学校より東京大学理学部卒業。東京大学助手、助教授、教授、山梨大学学長を歴任。東京大学・山梨大学名誉教授。理学博士。専攻は分子物理学、固体物理学
水野幸夫[ミズノユキオ]
1929年生まれ。旧制第八高等学校より東京大学理学部卒業。東京大学助手、助教授、教授を歴任。東京大学名誉教授。理学博士。専攻は物性理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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