内容説明
本書は、大学の理工系学部で主に物理と工学分野の学習に必要な数学の中で、特に1、2年生のうちに、ぜひマスターしておいてほしいものを扱った、従来にない新しい試みのテキストである。学生がなるべく手を動かして修得できるように、具体的な計算に取り組む問題を豊富に盛り込んでいることも、本書の大きな特徴の一つである。
目次
第1章 高等学校で学んだ数学の復習―活用できるツールは何でも使おう
第2章 ベクトル―現象をデッサンするツール
第3章 微分―ローカルな変化をみる顕微鏡
第4章 積分―グローバルな情報をみる望遠鏡
第5章 微分方程式―数学モデルをつくるツール
第6章 2階常微分方程式―振動現象を表現するツール
第7章 偏微分方程式―時空現象を表現するツール
第8章 行列―情報を整理・分析するツール
第9章 ベクトル解析―ベクトル場の現象を解析するツール
第10章 フーリエ級数・フーリエ積分・フーリエ変換―周期的な現象を分析するツール
著者等紹介
河辺哲次[カワベテツジ]
1949年福岡県出身。1972年東北大学工学部原子核工学科卒。1977年九州大学大学院理学研究科(物理学)博士課程修了(理学博士)。その後、高エネルギー物理学研究所(現:高エネルギー加速器研究機構KEK)助手、九州芸術工科大学助教授、同教授を経て、九州大学大学院教授。その間、文部省在外研究員としてコペンハーゲン大学のニールス・ボーア研究所(デンマーク国)に留学。専門は素粒子論、場の理論におけるカオス現象(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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