出版社内容情報
皇国北領に陥落の時が迫る。残された将兵が海路撤退するまであと二日。帝国軍の侵攻を食い止めるべく、新城大尉率いる剣虎兵大隊が決死の後衛戦闘に臨む!
内容説明
東方辺境姫ユーリア率いる帝国軍に蹂躙され、北領に陥落の時が迫る。厳冬の嵐を衝き皇国水軍が残存将兵の救出に向かうも、海路“転進”を果たすまであと二日。敵の侵攻を食い止めるべく、剣虎兵大隊指揮官・新城大尉は予備隊を直率、熾烈な遅滞防御戦に挑む!
著者等紹介
佐藤大輔[サトウダイスケ]
1964年、石川県生まれ。戦略シミュレーション小説に独自の世界を切り開く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hnzwd
22
北領退却戦終了。帝国側の新城に対する畏怖と敬意と憎悪が混ぜこぜになってる感じがいい感じ。漫画化されたのはここまでで、、これから先が楽しみです。。文庫が売れて、漫画化再開とか。。無いだろうなぁ。2013/09/14
ぺぱごじら
18
雪原に這いつくばり、怯えながら円陣を組む惨めな寒さと、俘虜となって生還する春の温かさの対比が見事な第二巻。文章を滑らかにする加筆修正はちゃんとされていて良くなったとは思うし、何より表紙が格好いい。ただ実仁は皇主の息子か弟かはっきりせえとかいう矛盾が相変わらず散見(苦笑)。編集仕事しろ、と。巻末の作者のあとがきは良かった。せっかくここまで読んだので全巻揃えてしまうだろうな、ファンとしては(苦笑)。2013-1712013/11/03
サン
16
皇国の守護者シリーズ二冊目。新城が新城になるまでの過去のはなしや新城が捕虜になる話し。先の展開ぎ気になり、一気読み。2019/04/30
又三郎
14
最初の怒濤の騎兵戦、包囲戰から最後は酒の席で締められるという2巻。濃密な巻だな〜。 マンガ版でも幾度も読み返したはずなのに、最近になってようやく戦況が理解できるようになってきた。新城は争いの中にいるときの方がまともな感じ、というか争いの中でしか輝けないのかな。2014/09/11
東京湾
12
北領戦争終結。ということで漫画版で読了済の内容はこの巻まで。物語全体ではまだまだ序章といったところなのだろう。何にせよ本当に面白かった。絶望的な状況下にあって尚戦い続ける11大隊、その姿にぞくぞくする何かを感じ、戦争終結後、各勢力が裏で計略を巡らすさまも、戦記ものとして面白く読めた。また今回は新城の人物像についても深く掘り下げらけており、その辺りもなかなか興味深く、よりこの人物に惹かれた。しかしてここからの<皇国>の運命や如何に。次巻に期待大。しかし本当、作り込まれた物語だ。2016/05/31