内容説明
本書は原子・分子から構成された凝縮系のシミュレーションの理論的基礎と方法について、アルゴリズムも含め古典系の手法から量子系の手法まで、一冊にまとめたものであって、大学の物理系・化学系はもちろん、ひろく材料科学・工学関係の学部3年生から大学院生向けの参考書、自習書として書かれている。
目次
分子シミュレーション
分子間力、分子モデルと計算機実験
分子動力学法
データ解析
拘束系の分子動力学法
剛体分子の分子動力学法
解析力学の復習
拡張系の分子動力学法
正準変換とシンプレクティック差分法
長距離力の計算
統計集団とモンテカルロ法
自由エネルギーとマルチ統計集団の方法
他電子系の量子力学―非経験的方法への準備
ハートリー-フォックの方法
第1原理分子動力学法
著者等紹介
上田顕[ウエダアキラ]
1927年福岡市に生まれる。1951年京都大学理学部物理学科卒業。基礎物理学研究所を経て、京都大学工学部数理工学科勤務。1991年京都大学名誉教授。1998年福井県立大学名誉教授。理学博士
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