内容説明
本書では、膠原病・リウマチ性疾患が疑われたとき、どのような鑑別疾患を考え病歴をとるべきか、理学所見で留意すべき点は何か、検査をどのように進めるべきか、選択すべき適切な治療法は何か、予測される治療効果と治療に伴うリスクは何か、予測される経過と予後は、などを病態の変化に応じて学習することができる。また、インフォームドコンセントを実践する場合にも大変役に立つ情報が記述されている。
目次
多発性関節炎と浮腫を主訴に来院した76歳の女性
住民検診で尿潜血反応を指摘された44歳女性
両膝関節、足関節の腫脹を訴えて受診した5歳女児
多関節炎の経過中に呼吸困難を訴え、肺線維症の診断を受けた45歳男性
発熱、多発関節炎、発熱時の皮疹を訴えて受診した19歳女性
発熱、関節痛、頬部紅斑、下腿浮腫を主訴に来院した23歳女性
風邪様症状の後、膝付近の紫斑が出現した15歳女性
両側不全麻痺をきたした28歳女性
関節痛、下肢のしびれ、胸痛、複視等を主訴とする52歳女性
咳と腹部症状を主訴に来院した42歳女性〔ほか〕
著者等紹介
橋本博史[ハシモトヒロシ]
順天堂大学医学部膠原病内科教授。1964年順天堂大学医学部卒業。1969同大学院修了、医学博士取得。同膠原病内科助手。1972同講師、医局長。1980同助教授。UCLA、Los Angeles校リウマチ科留学。1994現職。2002順天堂大学附属順天堂越谷病院院長(併任)。日本内科学会認定内科医、日本リウマチ学会認定医、指導医、日本アレルギー学会認定医、日本腎臓学会認定専門医、指導医
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