出版社内容情報
《内容》 従来「成人病」と呼ばれてきた高血圧や糖尿病は,最近では「生活習慣病」「ライフスタイル病」と総称されるようになり,これらの疾病を抱えた患者さんに対する効果的な患者教育・生活指導が重要課題としてクローズアップされてきた。患者さんの行動が変わらない限り,健康状態は改善しない。では医師は何をすべきか? そこで本書は,行動医療学を応用した患者教育・生活指導により,患者さんのライフスタイルを改善させることを提唱している。難解な理論ではなく,診療現場でしばしば遭遇するケースを通して物語風に解説。ユーモア豊かな会話体で綴られ,一読,明日からの診療への意欲がわいてくる好著。 《目次》 第1章 外来での患者教育のあり方第2章 患者さんの行動変容のための諸原理第3章 検診結果から第4章 食事指導第5章 運動療法第6章 アルコール第7章 タバコ第8章 すぐできるストレスの料理法第9章 慢性の痛みへのアプローチ第10章 医師自身も変わりましょう