内容説明
結婚する人の割合が減っている。子どもの数も減っていてそもそも町で見かけることが少ない。若い人は結婚に憧れを抱くことはなく、家庭を持ちたいとは思わないのだろうか。実際は、結婚して家庭を持ちたいと思っても、あまりにもぜいたく品になりすぎて、若い人たちにはリスクも高すぎるし、生半可な気持ちでは手が出せないのではないだろうか。かといって、結婚以外の方法で家族関係を維持することに社会の理解もない。しかし結婚は今もってステータス(称号)であり続けている。結婚、離婚を経験して共同親権を求めて発言してきた著者が、これから結婚を考えている人たちに、現在の結婚とそれをめぐる法と制度の矛盾を解説し、これからの家族と社会のあり方を模索する。
目次
1 いまの結婚はぜいたく品?(こんな制度で結婚・子育てなんてこわすぎる;やっぱり大学生は結婚にあこがれている ほか)
2 ゼクシィ見るより民法読め―高すぎる養育障壁はなぜ残った(「少子化は女たちのストライキ」は本当か?;選択的夫婦別姓が30年経っても実現してこなかったわけ ほか)
3 子育て家庭倍増計画(結婚は原発;選択的夫婦別姓賛成+共同親権反対=婚外子差別 ほか)
4 結婚って何だろう?(結婚って何だろう?;おちおちセックスできるだろうか?;家制度に回帰すれば幸せか?;別れるのも「おめでとう」)
著者等紹介
宗像充[ムナカタミツル]
1975年大分県犬飼町生まれ。ライター。大学時代は山岳部に所属し、登山、環境、平和、家族問題などをテーマに執筆をおこなう。子どもと引き離された自らの体験から、共同親権運動をはじめ、2019年に「共同親権集団訴訟」で国を訴える。現在は長野県大鹿村で親子の引き離しやDVなど家族の支援を「おおしか家族相談」で継続(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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