目次
核時代を生き抜くためには
第1部 フクシマ以前(「核と人類は共存できない」―大江健三郎の「反核」思想;井上光晴の挑戦―『手の家』・『地の群れ』から『輸送』まで;被爆者たちの「反原発」―ヒロシマ・ナガサキと原発;ルポルタージュ文学・他の収穫―『日本の原発地帯』・『原発ジプシー』・『原発死』・『闇に消される原発被曝者』、等々;「安全神話」への挑戦―高村薫・東野圭吾・高嶋哲夫の試み)
第2部 フクシマ以後(声を上げる―『それでも三月は、また』・『いまこそ私は原発に反対します。』;池澤夏樹の挑戦―「核」存在と対峙;「No more HUKUSHIMAS!」―津島佑子『ヤマネコ・ドーム』他の試み;閉ざされた「未来」―『バラカ』(桐野夏生)・『岩場の上から』(黒川創)・『亡国記』(北野慶)・『あるいは修羅の十億年』(古川日出男)
被曝地にて、被曝地から―玄侑宗久『光の山』と『竹林精舎』、そして志賀泉『無情の神が舞い降りる』)
乱反射する言葉―フクシマと対峙する様々な言葉
著者等紹介
黒古一夫[クロコカズオ]
1945年12月群馬県安中市生まれ。1969年3月群馬大学教育学部卒業。1982年3月法政大学大学院(日本文学専攻)博士課程満期退学。2011年3月筑波大学図書館情報メディア研究科教授定年退職。文芸評論家・筑波大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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