内容説明
株式会社論の展開を基軸に一次大戦以後の世界分析の方法的視座を検証する。一次大戦以後を現状分析の対象とするとする正しい方法論と原理論と段階論が内容上重大な難点を含むという「方法と内容のねじれ」に徹底的にメスをいれる。
目次
三段階論という宿命
「純粋資本主義」の再定義
鉄道資本主義の隆盛
レッセフェール金融システム
イギリスの株式会社―1880~1914
ドイツの株式会社―1880~1914
「企業それ自体」論争
「企業それ自体」の現状分析
ドイツ甜菜糖業の危機
イギリス産業資本家の安楽死
分離法人課税と経営者支配
コーポレート・ガバナンス論争
世界政治と世界経済
-
- 和書
- 後藤又兵衛 文春文庫