内容説明
『論考』の全文について、原文・対訳と、その詳細な解説を見開きに掲載。数々の例と比喩で、ヴィトゲンシュタインの思考の生理を伝える。初めて読む人とすでに原文で読んだ人、双方のために―。
目次
『論理哲学論考』対訳・注解
ヴィトゲンシュタイン小伝
著者等紹介
ヴィトゲンシュタイン,ルートヴィヒ[ヴィトゲンシュタイン,ルートヴィヒ][Wittgenstein,Ludwig]
1889年ウィーンの大富豪の家庭に生まれる。22歳で訪英し、ケンブリッジ大学で哲学を研究。第1次大戦が勃発すると、志願兵となり従軍する。1918年イタリアで捕虜として収容されている間に『論考』を完成させた。その後、片田舎で小学校の教師となるが、1929年ケンブリッジ大学で哲学に復帰。1951年62歳で没
木村洋平[キムラヨウヘイ]
1983年生まれ。2008年東京大学教養学部基礎科学科(科学史・科学哲学)卒業。2010年和光大学大学院社会文化総合研究科修了。現在、和光大学総合文化研究所特別研修員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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兎乃
3
タイトル通り『論考』の対訳・注釈書。専門に研究している人にとってはツッコミどころ満載なのかもしれないけど、私はとても楽しめた。左頁に命題(日本語/ドイツ語)、対応するように右頁に注解。余白にガツガツと自分のメモを書き込み、気がついたら下手なイラスト(つまり落書き)とかまでして、中学生状態。気分はすっかりヴィトゲンさんとポッキーだぁ。ここまで遊んで使って人様に見せられぬ程になって、「百兆の詩篇」を切る勇気を得る。超充実の読書タイム。自分のノート化計画成功。ちなみに木村洋平氏は"珈琲と吟遊詩人"の著者です。2013/04/18
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