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内容説明
子どもの貧困、いじめによる自死といった現実に大人はいかに支援できるか。その実践と思考を続けてきた著者が老齢期に至り、地元のシニアクラブの活動を通して新たに見えてきた地域社会の課題。団塊の世代の「人生経験」が、新しい世代の子どもたちへの「人生モデル」を提供する場の有効性を模索する思考のドキュメンタリー。
目次
自分史からの地域づくり
町内会、老人クラブを創った人
学びの場と地域の変遷
まちに「共生」の種子を蒔く
学び合いから暮らしづくりへ
小地域のコミューン構想
脱成長時代の生き方・暮らし方
コミュニティ・ワーカーと自治会
人類は、なぜ生き延びてきたのか
足元を掘る、暮らしを掘る
地域再生と高齢者の生き方
子どもと高齢者をつなぐもの
聴く力と話す力の再発見
「暮らしの現場」からの再出発
著者等紹介
野本三吉[ノモトサンキチ]
1941年東京出身。横浜国立大学教育学部卒業後、小学校教員を経て横浜市民生局寿生活館職員、児童相談所のケースワーカーをつとめ、1991年より横浜市立大学教授、2002年沖縄大学教授、2010年に沖縄大学学長を歴任。現在、同大学名誉教授。田谷長生会(老人クラブ)会長。子どもが安心して育つ社会と時代をつくることをテーマに、多様な視点からの“子ども研究”をライフワークとしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。