出版社内容情報
濱 真理[ハママコト]
著・文・その他
内容説明
ごみ処理施設の建設は、必要と知りながらも敬遠しがちな懸案課題。本書は、それに正面から向き合い、種々の紛争事例をふまえ、市民と行政が対立から協働へと向かう道筋を提示しています。第三者への着目は、独自の切り口!きっと、気づきと希望を感じてもらえるはず。本書の最大の魅力といえます。
目次
市民と行政のごみ紛争を直視する―市民・行政・第三者の役割と変容のダイナミズム
第1編 市民と行政の対立と変容、協働―協働へのまなざし(廃棄物焼却施設をめぐる住民と行政の対立と協働―大阪市住之江工場と東京都杉並清掃工場の建設を中心にして;市民の変容;行政の変容)
第2編 市民に関わる格差と葛藤(市民と行政の格差と行政の強大さ;廃棄物処理施設をめぐる市民と行政の葛藤と「合意形成への合意」―3つの事例を中心にして;カナダ・アルバータ州の総合廃棄物処理施設と地域格差)
第3編 協働を促進する第三者の役割と課題―内なる視座と主体形成(海外における第三者機関の実像と日本における普及の展望―ステークホルダー等の支援と紛争解決の仲介の役割を中心にして;公務員へ、市民へ、第三者であれ)
対立を超えた地域社会の創造―ステークホルダーの変容が切り拓く新地平
著者等紹介
濱真理[ハママコト]
1953年、京都府舞鶴市生まれ。大阪市立大学経済学部卒業、京都大学公共政策大学院修了(修士・公共政策)、放送大学大学院文化科学研究科修了(修士・学術)。博士(経営学・名古屋学院大学)。元大阪市役所職員、元京都大学大学院経済学研究科研究員、元学習塾講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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