内容説明
ナチス・ドイツによって強制連行され、生死の境目で労働させられ、敗戦と共に放置された異国や占領地の人びと。2000年7月、強制労働者に補償を行なう財団「記憶・責任・未来」基金が正式に発足した。そこにいたるまで、歴史の発掘と被害者・遺族の尊厳を取り戻すための闘いがあった。そしてそれは、いまなお続いている。
目次
第1章 ドイツの歴史認識はどう進んだか(歴史認識の大筋;記憶の抹殺と沈黙;ドラマ『ホロコースト』の衝撃;ヴァイツゼッカー大統領演説と歴史家論争;基金の設立)
第2章 強制労働(強制労働の実態;強制労働とは何か)
第3章 国際法と裁判(国際法、国内法と強制労働;ニュルンベルク国際軍事裁判とニュルンベルク継続裁判)
第4章 「記憶・責任・未来」基金(ドイツの戦後補償史;終わりに)
著者等紹介
田村光彰[タムラミツアキ]
1946年生まれ、金沢大学大学院修士課程(独文専攻)修了、現在、北陸大学教員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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