出版社内容情報
2015年秋に刊行された『世界一やさしい 株の信用取引の教科書1年生』は、発売当初から「空売りの実践練習ができるドリル本が欲しい」というリクエストを多くいただいておりました。遅くなりましたが、ここに空売りのすべてを詰めた実践書をお届けします。
本書には、前作が出版されてからの市場の変化と、アップデートされた投資の理論を盛り込みました。理論を繰り返す単純な練習帖という位置付けではなく、実践感覚を身につけながら新しい投資スキルも学べます。
☆本書の5つの特徴
特徴1:勉強しきれる分量(18法則)にまとめました
「〇〇になる100の法則」のような本もありますが、私自身が100にも及ぶ法則を覚える自信がありません。「これなら勉強しきれるかな」と感じる数字に絞ってまとめました。気軽にチャレンジしてください。
特徴2:トレードの対象を広げました
株式投資の空売りについて説明した教科書から、説明する金融商品をぐんと広げました。
株式も日本市場に止まらず、米国市場の銘柄を含め、FX、仮想通貨、商品先物まで網羅しています。株式投資に慣れてきて、自分の枠を広げたいと思う中・上級の方も満足できる範囲です。
特徴3:トレードの時間軸も広げました
トレード対象の金融商品を多様化したにとどまらず、時間軸も広げました。
以前の教科書は、日足を中心に短期間で利益を取っていくスウィングトレードを主に説明しましたが、本書では日足のほか、時間足、分足にまで対象を広げました。
ドリルを解くことで、超短期のトレードとなるデイトレードやスキャルピングでも応用が可能になります。
特徴4:トレンドの有無に関わらず使えるようにしました
本書の中心は、トレンドが発生したときに利益を取るトレンドフォローですが、後半の法則ではトレンドがないときにも使える理論を説明して、実践問題でスキルが身につくようにしています。トレンドなし相場でも利益が取れるようにトレーニングできるので、必ず身につけてください。
特徴5:応用問題は無料動画で説明しています
さらに上を目指すための応用問題のある法則は本文でも説明していますが、より深く、わかりやすく解説する特典動画を用意しています。
本書を通じて、空売りについて理解を深め、賢く投資するための手法を学んでいただけることを願っています。
内容説明
各種チャートから下落相場のリスク対処方法を学び、“18の法則”を理解して売買のワザを極めよう。空売りのドリル!株式・FX・先物、上がっても下がっても勝てる体質に変わります。
目次
序章 「空売りの達人」になる前に(信用取引と空売りの基本)
第1章 空売りの達人になる12の法則(株価のサイクルと下げトレンド;下げトレンドスタートの空売り戦略;空売りの利益確定と注文スキル ほか)
第2章 さらなる上を目指す6の法則(トレンドレスを制する;空売りに適する環境を見つける)
著者等紹介
ジョンシュウギョウ[ジョンシュウギョウ]
1971年韓国生まれ。韓国の軍隊服務時に独学で習得した日本語で、1997年留学生として来日。神戸商科大学(現在は姫路県立大学)経済学科に入学、3年で大学の単位をすべて取得し、飛び級で卒業すると同時に経営大学院に進学。経営学修士(MBA)取得後は、PwC、KPMGなど世界4大会計法人のコンサルティング部門で経営コンサルタントとしてクライアントの経営課題解決に専念する。外国企業のコンサルティング・日本企業の海外進出支援、業務プロセス改革を専門とし、数多くのグローバルプロジェクトをリードしてきたことで国際感覚が豊富。2013年にマレーシアに移住、現在は日本を含む複数拠点を持ち、世界を飛び回りながら個人投資家を指導する活動を続けている。投資教育機関のTBL投資アカデミーは日本国内で東京、大阪、沖縄をカバーし、マレーシア、ベトナムなど東南アジアでは英語のプログラムを提供、拡大している。海外では投資教育のセミナーのみならず、グローバルリーダーシップ、韓国の文化のセミナーなど幅広いテーマをカバーしてビジネスマン、成人の教育に力を入れる。日本の大学では講師としてグローバルリーダーシップのプログラムを提供、日本人のリーダー育成にも専念している。兵庫県立大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。