内容説明
神風特攻隊として訓練中に終戦。国民党統治下の政治犯として獄中10年。戦争と政治の狭間に生きたひとりの台湾人の波瀾万丈の青春記。
目次
1 大空の夢を追って日本へ(我が家のルーツ;母による「客家板条」の店 ほか)
2 終戦―帰郷までのいばらの道(第二次大戦の終焉;修武台最後の一兵 ほか)
3 国民党統治下になった台湾(敗残兵の戦勝国民;特攻くずれ ほか)
4 白色テロ受難記(革命運動の台湾青年達;激変の世相に挑戦 ほか)
著者等紹介
黄華昌[ホワンホアチャン]
1929年、台湾で生まれる。1943年11月、大津陸軍少年飛行学校入学。1944年10月、熊谷陸軍飛行学校入学。1945年、立川基地に配属。同年6月埼玉県豊岡陸軍航空士官学校入学。特攻兵として訓練中に終戦。1946年2月、日章丸にて帰国。1950年、国民党の白色テロを受け、政治犯として10年の刑で監獄島に収容される。1960年6月、満期釈放(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。