出版社内容情報
「最強」の親子探偵、冴木隆と涼介親父が活躍する大人気シリーズ第二弾! 毒を盛られた涼介親父を救うべく、東京を駆ける隆。残された時間は48時間。調毒師はどこだ? 隆は涼介を救えるのか?
内容説明
最強の親子探偵、冴木隆と涼介が活躍する大人気シリーズ!元諜報員で見てくれも悪くないが女には弱い父・涼介の前に、昔馴染みの美人諜報員、ジョーンが現れる。天才調毒師「タスク」を捜して欲しいというジョーン。涼介は依頼を断るが隙をつかれ毒を盛られてしまう。解毒剤を持つのはタスクだけ。残された時間は48時間、アルバイト・アイ(探偵)の隆は涼介を救えるのか?
著者等紹介
大沢在昌[オオサワアリマサ]
1956年、名古屋市生まれ。慶應義塾大学法学部中退。79年「感傷の街角」で小説推理新人賞を受賞しデビュー。その後、86年『深夜曲馬団』で日本冒険小説協会最優秀短編賞を、91年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞、94年『新宿鮫 無間人形』で直木賞、2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞を受賞。10年、日本ミステリー文学大賞を受賞。ハードボイルド、冒険小説を中心に幅広い分野で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫綺
66
講談社文庫の「調毒師を捜せ」を改題。「アルバイト探偵(アイ)」シリーズ第2弾。4編仕立て。ちょっと不良でスケベなイケメン高校生、冴木隆が大活躍する洒落〜たハードボイルド。かなり古いんだけど、古さを感じさせない軽妙さ。快活でウィットに富んだ会話のラリーが楽しい。2021/08/03
R
37
90年代のスーパー不良少年は、だいたいこんな感じだったなと懐かしみながら読んだ。徹底的にエンタメに振ってて、少年漫画のような話しなんだが、スピーディーな展開と後腐れのないさっぱりした読後感がよかった。高校生が探偵稼業をバイト感覚でやりつつ、殺し屋と渡り合うという荒唐無稽甚だしい設定だが、ノリと勢いで読まされてしまうし、推理が冴え渡っていて面白さに読まされてしまった。時代といってしまえばそれまでだが、こんな高校生いるはずないのに、居た気がするのが不思議でならない。2025/02/03
こうちゃ
28
破天荒で最強の親子探偵、冴木隆と涼介が活躍するシリーズ第二弾。昔馴染みの金髪美女から毒を盛られた涼介親父を助けるべく、解毒剤を求めて、いつもにも増して奮闘する隆。アルバイト・アイは父を助けることができるのか・・・!?〔調毒師をさがせ〕他4編収録の連作短編集。どんどん敵のスケールが大きくなっているような・・・。出生の秘密が明らかになっても、ブレずにあっけらかんとしている二人に、親子以上の親子を感じる。このシリーズ面白い。2015/04/28
takahiko
18
アルバイト・アイシリーズの角川文庫版第2弾。1980年代後半くらいの描写は時の流れを感じますが、冴木親子の軽妙なやり取りと短編ならではのスピーディーな展開でお手軽に楽しめました。2013/12/23
けえこ
10
図書館で見つけた久しぶりのアルバイト・アイ。 冴木親子のタフさと女性に対する情熱は相変わらず。 ドラキュラの話が消化不良気味かな。2018/12/17