内容説明
関東大震災朝鮮人虐殺、朝鮮人特攻隊員の存在と慰霊、在日朝鮮人帰国事業の歴史評価―。コロナの時代、SNSによるデマ拡散に、虚偽報道と虐殺の歴史がよぎる中、冷え切った日韓・北朝鮮問題の深淵をさぐり、日韓現代史の照点に迫る。
目次
第1講 関東大震災朝鮮人虐殺否定論はトリックである
第2講 日本の特攻隊員として死んだ朝鮮兵士への慰霊
第3講 在日朝鮮人の北朝鮮への帰国事業60周年を迎えての検証
著者等紹介
加藤直樹[カトウナオキ]
1967年東京都生まれ。出版社勤務を経てフリーランスに
黒田福美[クロダフクミ]
1956年東京都生まれ。桐朋学園大学演劇科卒業。俳優として活躍する一方、80年代から韓国への往来を始め、30年余にわたって、放送、著作物、講演などを通して韓国理解に努めてきた。2002年FIFAワールドカップ日本組織委員会理事、韓国観光名誉広報大使などを歴任。2011年には韓国政府より「修交勲章興仁章」を受勲
菊池嘉晃[キクチヨシアキ]
1965年東京都生まれ。博士(国際文化、法政大学大学院、2018年)。早稲田大学第一文学部卒業。全国紙記者として、韓国・北朝鮮関連の取材などに携わる。94~95年には韓国の成均館大学大学院に留学、北朝鮮帰国事業に関する論文(韓国語)で修士号(2001年)。現代韓国朝鮮学会監事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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