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近代沖縄教育史の視角―問題史的再構成の試み

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  • サイズ A5判/ページ数 272,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784784507665
  • NDC分類 372.199
  • Cコード C0030

内容説明

近代沖縄教育史は、言語や文化の局面において、あるいは、イデオロギー的な局面においては、「国民」としての“統合”と“同質感”を強固に唱えながらも、それとは対照的に、制度的な局面においては、格差、すなわち“排除”と“異質感”をこそ、その本質とするものであった。―従来の歴史解釈への批判を媒介とする新たな歴史解釈の視角に立つことによって、教育における「沖縄問題」の解明へと至るための試み。

目次

メタヒストリーとしての近代沖縄教育史研究―序にかえて
第1部 問題構成―課題と方法(戦後教育学との結節点―課題;ナショナルヒストリーと「沖縄人」―方法)
第2部 近代沖縄教育史研究批判―学説史と展望(学説史の概括;近代沖縄教育史研究批判の基礎視角―価値前提としての“復帰運動”“国民教育論”“Nation”;近代沖縄教育史研究の限界とその克服のために)
第3部 近代沖縄教育制度史(「特別の教育制度論」―政策意図;『沖縄対話』『沖縄県用尋常小学読本』の解読―教育内容;「同化」の論理と教員像―運営実態(1)
初等・師範教育制度における人的組織構成―運営実態(2))

著者等紹介

藤沢健一[フジサワケンイチ]
1969年兵庫県生まれ。1997年筑波大学大学院博士課程教育学研究科単位取得退学。現在福岡県立大学人間社会学部人間形成学科教員。専攻教育学教育制度・政策史
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