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  • サイズ 46判/ページ数 232p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152099730
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

出版社内容情報

2060年代後期。個人情報を企業に提供することにより収入を得られる世界で人々が「個」を失いかけていたさなか、データを管理するトランスパランス(透明性)社の元社長が、殺人の罪に問われる。 温暖化で存亡の危機が迫る人類に、彼女が用意した壮大な計画とは

内容説明

自国第一主義による地球温暖化は終局を迎え、人類の生存域が北欧地域に限られた2060年代。グーグルによる個人データの完全な可視化は、人間から共感という能力を失わせていた。そんななか、アイスランドで暮らすトランスパランス(透明性)社の元社長が、個人データを人工的な体に移植し、不老不死を可能とする“エンドレス・プログラム”の準備を進めていた。それは、“考えること”を放棄した人類への最後の抵抗にして、ささやかな願いだった―仏のドゥ・マゴ賞受賞作家が放つ、この現在の先にある、不可避な未来への警告。

著者等紹介

デュガン,マルク[デュガン,マルク] [Dugain,Marc]
1957年、セネガル生まれのフランス人作家。1998年発表のLa Chambre des officiers(未訳)はフランスの権威ある文学賞ドゥ・マゴ賞を受賞し、12カ国語に翻訳され、映画化もされた。ロシア原子力潜水艦クルスクの沈没事故や、マレーシア航空機墜落事故の大規模調査でも知られ、作家活動のほか、ジャーナリスト、映像作家としても活躍している

中島さおり[ナカジマサオリ]
翻訳家、エッセイスト。パリ第三大学比較文学科博士準備課程修了。訳書多数。『パリの女は産んでいる』で日本エッセイスト・クラブ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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アキ

85
「生とは死に抗う機能の総計である」グザヴィエ・ビジャ。2069年アイスランドの大洋に張り出したトランスパランス社で、彼女はついに不死を手に入れた。何十億もの個人情報からなるデジタルな個体。細胞は死ぬ運命にあるため、私を葬り永続可能な鉱物に移し替えた。地球上で6500万年前の隕石衝突に匹敵するほどの火山爆発の予知が明らかになった。人類の存続のために11人の使徒と共に宇宙へ飛び立つ。近未来のSF小説。著者はセネガル生まれのフランス人。金融エンジニアとして働き、航空会社を運営していた経歴を持つ。2021/04/06

南雲吾朗

75
近未来を描いた小説。透明性とは視覚的な意味だけではなく全てに措いての透明。不死という事が、人間の考え方を変えてしまう。モラルと環境。自然破壊。人としての存在意義、世界に対しての責任感、知識。考察するものが無ければ考察は消滅し、思考するものが無ければ思考は死ぬ。SFという形をとった、宗教的、思想的、哲学的な物語である。受け入れられるか拒絶反応を示すかは、人それぞれだと思うが、全体的な構成や話の進め方など、よく書けている小説だと思う。2020/11/07

星落秋風五丈原

32
ジャケ買いの方の気持ちわかります。この何ともいいようのない建物。近未来のブレインはアイスランドに集結。世界地図が入れ替わる。2023/05/05

アヴォカド

18
ありそうな40年後。グーグルが個人情報を管理し自由意志を操作、環境破壊が進んで北欧にしか住めなくなった人類。今このまま手をこまねいていれば、そこにたどり着く。そういう意味では警鐘ではあるよね。個人的には”エンドレス・プログラム”は希望しないと思う、永遠の生命がほしいわけではないので。やはり、限りがあるからいいじゃないかな、限りは時には救いになることもあるんじゃないかな、と思う。2021/05/17

ズー

18
なんと壮大な話!関が話していた、トランスヒューマニズムがらみの都市伝説的な話とかなりリンクしていて、かなりリアル。ほんとに将来そうなるんじゃないか?そうなってきている?そこまでくると、宗教も神もなくなるのかと。結局私達は地球という奇跡と偶然に生かされている。ラストがまた衝撃。しかし最後の最後がちょっと謎。他の方の感想覗いてみよう。2020/12/11

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