内容説明
鮮烈に、時代を拓こうと闘った男たち、女たち。明治から大正へ。反戦・非軍備主義の提唱、赤旗事件、文学者との交流、自由恋愛、労働運動に求めた社会革命の道、アジアの革命家との連帯、フランスでの活動、関東大震災直後の虐殺まで。大杉栄の甥にあたる著者が、関連史料を渉猟し、多くの新資料を加えて日々の行動をあとづけた。大杉栄の詳細な人生の航跡。
目次
1 「自由な空」への憧憬―一八八五(明治十八)年一月~一九〇六(明治三十九)年八月
2 反逆、そして監獄人―一九〇六(明治三十九)年九月~一九一二(明治四十五)年六月
3 『近代思想』からの出発―一九一二(明治四十五)年七月~一九一五(大正四)年二月
4 「日蔭茶屋」の苦水―一九一五(大正四)年三月~一九一七(大正六)年十一月
5 立ち上がる労働運動―一九一七(大正六)年十二月~一九一九(大正八)年八月
6 勇躍、実際運動へ―一九一九(大正八)年九月~一九二〇(大正九)年十二月
7 アナ・ボル共同と対立―一九二一(大正十)年一月~一九二二(大正十一)年十月
8 連帯へ、日本脱出―一九二二(大正十一)年十一月~一九二三(大正十二)年九月
付 没後
著者等紹介
大杉豊[オオスギユタカ]
1939年、横浜市生まれ。東京都立大学社会学科卒業。東京放送(TBS)入社。調査、営業、編成各部門を経て99年退職。東放学園専門学校・常磐大学国際学部非常勤講師、柏自主夜間中学スタッフ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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