内容説明
本書は玉川氏の代表作『評伝辻潤』(1971年作品)に「補遺 辻潤を知って生きられたわが生」を収めた決定版。大正から昭和に書けて生きた“創造的ニヒリスト”、“無頼のオリジナリスト”辻潤の軌跡。彼の「ことば」は現代に未だ新しく、著者はそれを存分に紹介する。遠きに生きた「アウトロー」の姿は、現代においても「アウトロー」のままなのか?世代を問わずひろく読み継がれたい作品。
目次
幼少年時代
自我の目覚めと反抗
伊藤野枝のこと
刹那自我人の誕生
美的浮浪者
虚無的アクチュアル
相思相愛せよ
巴里の下駄
どうすればいいのか?
辻潤天狗になる
一つの魂の勝利
著者等紹介
玉川信明[タマガワノブアキ]
1930年富山市旅籠町に生まれる。竹内好に師事。2005年急逝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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