出版社内容情報
イメージを大切にしたグループワークで、遊びごころで、フィンガーペインティング
や切り絵や粘土を楽しむ。この作業をする中で何かが起こってくる。自分のこころ
に起こってきたことを大切にし、自分を見つめる。知らない人とのこころの深い
ところでの出会いはその人の人生を豊かにするであろう。
本号は1975年から始まった、ユング派分析家の樋口和彦を中心としたファンタ
ジーグループを記述した2冊目となる。
【目次】
■座談会/イメージによるグループワークの実際
(樋口和彦/日高正宏/平田眞貴子/藤崎義宣/岡田康伸)
■全国に展開された四つのグループ
・京都ファンタジーグループ (平田眞貴子)
・経としての世話人のファンタジー ―東京ファンタジーグループのあゆみ (濱田華子)
・仙台ファンタジーグループ (石川千賀子)
・松山におけるファンタジーグループの展開 (武井義定)
■ファンタジーグループとは
・ファンタジーグループの実際のやり方と解説 (岡田康伸)
・ファンタジーグループの治療的側面 (藤崎義宣)
・ファンタジーグループに関する研究
―グループフィンガーペインティングで体験されることへの客観的研究の試み (守屋英子)
■各技法から
・フィンガーペインティング (日高正宏)
・カッティング (森田琢美)
・粘土1 (藤崎義宣)
・粘土2 (秋葉良子)
・終わりの儀式 (銅子龍賢)
・ウォーミングアップ1 (布柴靖枝)
・ウォーミングアップ2 (宮川宏美)
・水くみ (皆川州正)
・遊びの空間を作り出すためのセッティング (秋葉良子)
■他のグループとの関係
・トランスパーソナル心理療法入門 (藤見幸雄)
・ユング心理学からみたファンタジーグループの理論 (樋口和彦)
■理論と今後の展開
・ファンタジーグループの理論と今後の展開 (樋口和彦)
■ファンタジーグループによせて
・ファンタジーグループに参加して (濱田邦夫)
・私が〈私〉に出会うファンタジーグループ (川地翼人)
・ファンタジーグループと私 (梁川優子)
・鏡としてのファンタジーグループ (宮川宏美)
・ファンタジーグループで得られるもの (皆川州正)
・「間」と「守り」の中での変容-ファンタジーグループの感想 (岸 良範)
・ファンタジーグループに寄せて-私の参加体験 (高木総平)
・「マンダラ」としての「ファンタジーグループ」 (國吉知子)
■歩みの一覧と文献
・写真でみるファンタジーグループ
・ファンタジーグループに関する文献 (川地翼人/日高正宏)
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