出版社内容情報
最近、人前で緊張しやすいなどを訴える社会不安障害が急増しており、
わが国においても10-20人に一人くらいの比率で発症する可能性がある
とされている。パニック障害が不安障害の代表的な疾患であったが、
社会不安障害はパニック障害に並んで代表的な不安障害として認知される
日もそう遠くはないように思われる。
【目次】
■座談会/現代社会にみられる社会不安障害
(芝山幸久/尾崎 進/福西勇夫)
■不安と精神疾患
・さまざまな不安とその精神病理 (福西勇夫)
・現代社会と不安障害の関連性 (太田大介)
・不安障害の症状と診断-症例を中心に (芝山幸久)
・不安障害と性格特性 (松岡 努)
■社会不安障害の治療、予防
・社会不安障害に対する薬物療法 (渡辺全朗)
・精神療法-認知行動療法を含む (福西勇夫)
・社会不安障害の治療と予防-今後の展望 (渡辺全朗)
■さまざまな立場にみられる社会不安障害
・精神科・心療内科クリニックにみられる社会不安障害 (大内 清)
・内科にみられる社会不安障害 (尾崎 進)
・企業における社会不安障害 (保坂 隆)
・臨床心理で扱う社会不安障害 (山本健司)
■他の不安障害
・パニック障害 (福西勇夫)
・全般性不安障害 (細川二郎)
・強迫性障害 (東 斉彰)
・外傷後ストレス障害(PTSD) (篠原朝美/新野秀人)
■資料
・抗不安薬、SSRI、SNRI (福西勇夫編)
・不安障害
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