出版社内容情報
正倉院宝物が作られたのは中国や朝鮮半島、さらにはガラス器などには
西アジア製が考えられる。日本で作られたものでも、官営公房製のものや、
その他さまざまな作域のものがあるが、一見同様に見える技法でも、詳しく
見ると細かな部分では異なり、宝物一点につき一技法といえるほどである。
本号では工芸品の装飾技法のうち、形を作ったのちに装飾を加える加飾
技法を扱う。具体的な製作手順をふまえ、従来とは異なる分類で多くの
正倉院宝物の技法を分類し、解説する。
【主要目次】
■はじめに
■木工
■漆工
■金工
■染織
■その他
・コラム
・図版目録
・参考文献
■付論:正倉院宝物に見られる意匠の転写技法
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- 光とつながる ちっちゃな闇解き88