大阪経済大学日本経済史研究所研究叢書<br> ブリテン資本主義下のアイルランド農業―土地戦争の経済史的背景

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大阪経済大学日本経済史研究所研究叢書
ブリテン資本主義下のアイルランド農業―土地戦争の経済史的背景

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  • サイズ A5判/ページ数 844p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784784220922
  • NDC分類 612.339
  • Cコード C3033

内容説明

草を食む家畜がアイルランドの大地を占領し、人々は消えていった。大飢饉により住民の海外脱出と移民に一気に弾みがつき、1891年に行われた国勢調査では羊の数が人間を上回り、1901年には牛の数が人間を上回った。自然と人間の力が和合して発展していく農業の取り組みもそこにあったが、アイルランド農業がロンドンを初めとするブリテン市場の動向に左右される傾向はますます強まり、大規模な土地支配の利害が絡み合った投機資本の参入さえ広がっていった。本書は、「世界の工場」ブリテンの横腹に抱え込まれていくアイルランドの19世紀経済史最後の言葉「家畜増え、民失う小さな国」を同時代の資料で実証するものである。

目次

アイルランド大飢饉―1840年代後半~50年代前半
第1部 19世紀後半アイルランド農業の展開(大飢饉後の農業構造転換;牛を中心とした家畜の全国的流通;生きた家畜をはじめとする大規模な畜産物輸出;1870年代における農民層分解の全国的分析)
第2部 アイルランド農業の担い手を地域から見る(酪農の中心地で肉牛生産の出発地である南西部マンスター;北部アルスター経済;西部のメイヨーへ、コナハトへ行こう;北東部レンスター・みーズの大牧畜業―人影がなく草を食む家畜だけが見える大牧場地帯)
第3部 ブリテン資本主義下のアイルランド農業と農村(19世紀後半アイルランド農業を担う人たち)
家畜増え 民失う小さな島国アイルランド

著者等紹介

本多三郎[ホンダサブロウ]
1944年大阪市に生まれる。2005年大阪経済大学日本経済史研究所所長(~2009年4月)。翌2010年に退職し、現在、名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。