〓仏の来た道―白鳳期仏教受容の様相

〓仏の来た道―白鳳期仏教受容の様相

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  • サイズ A5判/ページ数 289,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784784214334
  • NDC分類 182.1
  • Cコード C3021

内容説明

インド‐長安‐飛鳥‐宇佐と連なる、はるかな「〓(せん)仏のきた道」。これをたどることによって、古代仏教の伝播と受容の諸相をあきらかにし、仏教の伝播ということにかかわった有名・無名の僧たちの、信仰と人間像の一面を描き出すのが本書のテーマである。

目次

プロローグ 宇佐虚空蔵寺跡・〓(せん)仏の発見
第1章 長安の〓(せん)仏と三蔵法師玄奘
第2章 白鳳期の仏教受容と〓(せん)仏
第3章 〓(せん)仏の寺・宇佐虚空蔵寺跡の考古学
第4章 豊前の僧法蓮―その人と仏教
第5章 僧法蓮と宇佐の古代寺院
エピローグ 〓(せん)仏の来た道―その終点の祈りの風景
付章 求法の旅人たち

著者等紹介

後藤宗俊[ゴトウムネトシ]
1938年生。大分県出身。九州大学文学部史学科(考古学専攻)卒。博士(文学)。現在、別府大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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T.Y.

5
粘土板に型押しで浮き彫りを刻んだ仏像「塼仏」。インドから玄奘が唐に伝え、日本へ、そして飛鳥から北九州(大分県宇佐の虚空蔵寺跡)へとその伝播を辿る。その意味の変質、そして日本ではこれが飛鳥~白鳳の一時期にしか作られなかった理由。著者の専門は考古学で、虚空蔵寺跡に至る出土品としての塼仏の形態からその系譜を辿っているが、後半は中国と日本の仏教史研究に話題が及び、当時の日本の宗教・政治・文化に関する考察も興味深い。日本では仏像史の中でもマイナージャンルに関する優れた研究書。2015/10/08

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