内容説明
文学と絵画との交渉・相互照明、美術の果たした文化史的役割を多角的に論じた。
目次
物語絵から物語図へ
文芸を着る―和歌・物語・謡曲
むさしの、そして『武蔵野』まで―素描、歴史の風景
「美しき諍い女」カトリーヌ・レスコーとは誰か?
ゴーガン作「デ・ハーンの肖像」に描かれた書物―『失楽園』と『衣服哲学』
セレスタン・ナントゥイユ―フランス・ロマン主義期の挿絵画家
マンチェスター美術名宝博覧会―ラファエル前派拠点の形成へ
ジョージ・S.レイヤード『テニスンとラファエル前派の画家たち』
著者等紹介
武田恒夫[タケダツネオ]
1925年生。京都大学文学部哲学科卒。大阪大学名誉教授、大手前大学人文科学部大学院文学研究科教授
辻成史[ツジシゲフミ]
1933年生。東京芸術大学美術学部芸術学科卒。プリンストン大学大学院美術考古学科博士課程修了、Ph.D.大阪大学名誉教授、大手前大学人文科学部美術学科教授、西宮市大谷記念美術館館長
松村昌家[マツムラマサイエ]
1929年生。大阪市立大学大学院修士課程修了。大手前大学大学院文学研究科教授
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