内容説明
第7巻は、著者の大学卒業の年に発表の「数珠弘伝考」から、逝去の前年の「『法事讃』の古鈔本について」にいたる54年間の業績のなかから、25篇を刊行委員会において選択し、「仏教文化史の研究」と題して新たに編集したものである。
目次
中世における唱導と談義本
中世仏教における絵解について
聖徳太子伝の唱導と絵解
聖徳太子伝の絵解―『正法輪蔵』を中心として
聖徳太子略絵伝について
伝親鸞作聖徳太子講式について―初期真宗における太子尊崇の一意義
親鸞の太子鑽仰と太子絵伝
源信和尚に関する中世の談義本
法然上人伝の絵解と談義本
親鸞に関する中世の一談義本
『親鸞聖人御因縁』ならびに『秘伝抄』について
九州真宗の源流
『法事讃』の古鈔本について
『安楽集』の古本2種
真宗の文化
真宗伝道史雑想
真宗と彼岸会
穴場の道場
薩藩の真宗禁制とカヤカベ
カヤカベの系譜
九州におけるかくれ念仏の謎
書写のひじり性空
中将姫説話の成立
法灯円明国師之縁起について―中世における唱導と絵解の一例
数珠弘伝考
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- 和書
- はだしのゲン 〈中巻〉