出版社内容情報
村上春樹がまた読みたくなる!
東日本大震災直後から10年間、地方紙と共同通信社のwebサイト「47NEWS」にて毎月連載されていた
「小山鉄郎の村上春樹を読む」待望の書籍化!
『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』が刊行された1985年にインタビューをして以来、30年以上、村上春樹を取材し、読解・考察を続けてきた文芸記者の記録。小説の細部から作家が何を伝えようとしているのかを探り、村上春樹の全体像に迫る。
『ノルウェイの森』や『海辺のカフカ』、『1Q84』といった代表作から、知られざる名短編、エッセイ・インタビュー、2016年以降に刊行された『騎士団長殺し』(2017年)、『一人称単数』、『猫を棄てる――父親について語るとき』(2020年)まで、本のなかの言葉たちを「惑星直列」のようにつなぎあわせ、読み解いていく。村上春樹ガイドブックの決定版。
内容説明
『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』が刊行された1985年にインタビューをして以来、30年以上、村上春樹を取材し、読解・考察を続けてきた文芸記者の記録。小説の細部から作家が何を伝えようとしているのかを探り、村上春樹の全体像に迫る。東日本大震災直後から10年間、地方紙と共同通信社のwebサイト「47NEWS」にて毎月連載されていた「小山鉄郎の村上春樹を読む」待望の書籍化!
目次
「それだけでは、大切な何かが足りない」 記憶の力の物語
「ふかえり」と「そとおり」 古代神話と長い因縁話1
ワーグナー『ニーベルングの指環』 古代神話と長い因縁話2
歴史から目をそむけるな 「皮剥ぎと原爆」
「脈絡もなく一直線に並べる新幹線」 「冥界と現実を結ぶ」
雨ふりをじっと見ているような ボブ・ディランと『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』
カーブするもの 異界へ入る道・成長して出る道
曖昧な心の空白 「納屋を焼く」
ジャック・ロンドン「たき火」 「アイロンのある風景」1
ちゃんと生きていくための矜持 「アイロンのある風景」2〔ほか〕
著者等紹介
小山鉄郎[コヤマテツロウ]
1949年生まれ。群馬県出身。一橋大学経済学部卒。共同通信社編集委員・論説委員。村上春樹氏に注目し、85年から取材を続け、以降、村上氏へのインタビューは10回に及ぶ。その一部は、村上春樹のインタビュー集『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです』にも掲載されている。村上春樹文学の解読などで文芸ジャーナリズムの可能性を広げたとして、2013年度日本記者クラブ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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抹茶モナカ
はむ
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