目次
１ 愛と死と―ある詩人の軌跡（ミルキーウエイは黒いチョウ―津村信夫 軽井沢の夏；ナイーブにサンプリシテに―食事のお運びさんにひとめぼれ；遠距離恋愛 八時間の信越線―室生犀星夫人がキューピッド；初めての戸隠デートに感動―昌子の大病 死線を越えて ほか）
２ 旅と詩と―津村信夫ワールド（内円世界；外円世界）
３ 津村信夫グラフィティ―写真資料・年譜・関係ＭＡＰ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nick Carraway
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津村信夫の生涯を、それこそ絵本にしたようなかわいい本。「Part2 旅と詩と 津村信夫ワールド」は、津村の作品を中心に「創作的に再構成」したもの(「新しい文学史散歩の試み-あとがきにかえて-」)だし、「Part1 愛と死と ある詩人の軌跡」でも、筆者は手際よく津村の生涯を童話風にまとめていて、これらは津村を初めて知る人にとって、分かりやすい手法だと感嘆。1999年の刊行時点では、津村昌子さんもご健在だったが、今はどうなのだろう。本書を読んでみて、つくづく自分は津村信夫と四季派が好きなんだなあと再確認した。2020/02/07
