信毎選書<br> 満州分村の神話 大日向村は、こう描かれた

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信毎選書
満州分村の神話 大日向村は、こう描かれた

  • 伊藤 純郎【著】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 信濃毎日新聞社(2018/06発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784784073313
  • NDC分類 215.2
  • Cコード C0321

出版社内容情報

国策の模範村は、小説や映画を含むメディアにどう描かれ神話化されたのか。満州分村が行きついた苦難の結末までの虚像と現実を検証。国策として満州開拓が進められた時代、村を二分して入植する単独分村を決め、短期間で人員の送出を実現、全国でも模範とされたのが長野県東部の山村、現佐久穂町の大日向村です。満州への分村促進のため、写真誌や小説、映画、演劇など様々なメディアに喧伝されることにより、「理想郷」として神話化されていきました。メディアの中で大日向分村がどう描かれ報じられたのかという視点から、理想とうたわれた分村の虚像と実態を検証します。大日向村の開拓団本隊送出から今年で80年。夢破れ、想像もしなかった苦難の帰還を経て、軽井沢に新たな定住の地を得るまでの道筋を、地元でも記憶が薄れゆく中で改めて問い直します。

満州分村‐プロローグ
満州分村大日向
・大日向村の分村計画
・満州大日向村の誕生
語られる分村計画
・単村分村という報道
・単村分村という神話
描かれた大日向村
・小説『大日向村』
・新劇「大日向村」
描かれた満州大日向村
・満州へのまなざし
・映画『大日向村』
描かれる母村と分村
・その後の信州大日向村
・紙芝居「大日向村」
描かれる軽井沢大日向―エピローグ
主要参考史料・文献/年表/あとがき

伊藤純郎[イトウジュンロウ]
著・文・その他

内容説明

国策の模範となった南佐久(長野県)の寒村。メディアの中で、どう称賛され、語られたのか?そして、過酷な結末へ…小説、新劇、映画、紙芝居にまで描かれた虚像と実像を冷静な視線で見つめ直す。

目次

満州分村―プロローグ
満州分村大日向
語られる分村計画
描かれた大日向村
描かれた満州大日向村
描かれる母村と分村
描かれる軽井沢大日向―エピローグ

著者等紹介

伊藤純郎[イトウジュンロウ]
1957年上伊那郡高遠町(現伊那市高遠町)生まれ。筑波大学人文社会系歴史・人類学専攻長・教授。博士(文学)。専門は日本近代史・歴史教育学。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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MrO

2
満州での大日向村の村民の生活の実態を知りたいと思ったが、あとがきにも書かれているように、ほとんど証言は得られなかったようだ。満州に渡った時に、整然と区画された農地や住居を見て、あれっと思った人はいなかったのか、さらに現地の人とのいろいろな意味での交流はあったのか、なかったのかとか、今となっては知りようもないのだろうが、実に知りたい。島木健作の満州紀行だけが、そういう視点を持っていてさすがだと感心する。きっと、今も同じ過ちを犯しつつあるんだろうな。2023/07/06

Ryosuke Kojika

1
国策としての満州移民の最も有名なモデルの1つであった大日向村。村名とは裏腹の貧村を更生させるべく一石三鳥、四鳥と、もてはやされた分村の実態とメディアでの語られ方を描く。やはり人間は「たまたま」生まれたその土地から根を下ろして地道に生活するしかないのだろう。全ての問題をチャラにしてくれるはずのその計画は、新たな負の連鎖によって現在にも続いている。国策に対する真っ当な批判能力の欠如は、あの頃と今も大して変わらないように感じる。時代背景を考慮すればむしろ現在の方がひどいのかな。2019/03/17

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