内容説明
「駅から歩く旅」の提案。棚田、花、果樹園、山の絶景、街道と宿場、農作業…鉄道+ウォーキングで魅力再発見。20コース、イラスト地図で紹介。
目次
北信州みゆき野 稲穂の平を行く―JR飯山線戸狩野沢温泉駅‐信濃平駅(飯山市)
千曲川と桜と桃…『故郷』を歩く―JR飯山線替佐駅‐上今井駅(中野市)
途中下車、水田と里山の駅周辺探訪―JR信越本線古間駅(上水内郡信濃町)
一面のリンゴの花、北信五岳の眺め―JR信越本線牟礼駅(上水内郡飯綱町)
棚畑と延徳田んぼ、信越の山並み―長野電鉄長野線桜沢駅(中野市)
歴史の町・松代 東条の杏斜面―長野電鉄屋代線松代駅(長野市)
名勝「田毎の月」棚田をさまよう―JR篠ノ井線姨捨駅(千曲市)
筑北の里 気抜き屋根と人の温かさ―JR篠ノ井線冠着駅‐聖高原駅(東筑摩郡筑北村・麻績村)
別所温泉発、塩田平のため池を訪ねる―上田電鉄別所線別所温泉駅‐八木沢駅(上田市)
面影残す北国街道海野宿は駅の中間―しなの鉄道田中駅‐大屋駅(東御市・上田市)〔ほか〕
著者等紹介
夏目雄平[ナツメユウヘイ]
1946年長野市生まれ。千葉市在住。千葉大学大学院理学研究科教授。専門は物性物理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ホークス
35
2008年刊。前作に当る新書(洋泉社)はとても楽しかった。色鉛筆で描いた地図が素朴で可愛く、テーマである「駅から歩く旅」にマッチ。この地図は真似したくなる。カラー写真も豊富。本書は著者の郷里である長野県の、主に北信・東信エリアを解説する。姨捨(おばすて)駅から棚田をめぐるコースは、地図を見ただけで景色の素晴らしさが分かる。しなの鉄道沿線の海野宿、小田井宿、追分宿など、歴史ある街を訪ねるコースは見所が多く、小諸や軽井沢も惹かれる。ポイントは歩きやすいルートをいかに探すか。タクシーを上手に利用するのもコツ。2021/09/29