内容説明
「絶滅危惧種」となったウナギ。ウナギは食べられなくなるのか?それとも…。養鰻の歴史、食文化、謎多い特異な生態、完全養殖は?などウナギ生産地の地元3紙が克明に取材、ウナギの現状を追った。2015年水産ジャーナスリトの会大賞受賞。
目次
第1部 東海から南九州へ(産地盛衰)
第2部 ウナギ危機(絶滅危惧種;稚魚の行方;養鰻新時代)
第3部 うな丼クライシス(輸入と流通、消費)(ボーダーレス;異種ウナギ)
第4部 サイエンス(研究、卵、完全養殖)(河川環境特集;不思議な魚)
第5部 私たちにできること(資源保護)(未来につなぐ)
追補
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akapon
3
絶滅危惧種に指定されたニホンウナギを取り巻く現状について、養鰻業の盛んな地域の三つの新聞社が、産業、文化、生態、他国の取り組み等々、様々な角度から取材した2015年の連載記事を書籍化。ものすごい読み応え。ニホンウナギの生態についてはまだ判らないことが多いとのことで、そこに焦点を当てた記事を読むだけでも知らないことがたくさんあって面白い。稚魚の不漁が伝えられた時など突発的に「絶滅」など悲観的な話題で盛り上がる人たちも見かけるが、実は議論は多岐に渡っているので、語りたい人はこの本を絶対に読んでおくべき。2018/03/31
Arisaku_0225
2
養鰻業が発展してい(た/る)各地方のうなぎについての特集の記事を中心にウナギの「今」が書かれている。2019/11/06
ソフトバンク
1
アメブロに書きました https://ameblo.jp/softank/entry-12659579441.html2021/02/25